Exaは2026年9月25日、複数のAIエージェントを連携させてウェブを幅広く調査する「Exa Agent Ultra」を発表しました。大量の企業や論文などを探し、根拠となる情報とあわせて一覧にまとめる、Exa Agentの最上位の実行モードです。
複数のAIが分担してウェブを調査
Exa Agentは、調査したいテーマを小さな作業に分け、複数のAIエージェントに並行して調べさせます。Ultraはその中でも、網羅性や正確さが求められる難しい調査向けに設計されています。
たとえば「欧州でバッテリーをリサイクルする企業をすべて探し、創業者や資金調達、顧客情報もまとめる」といった依頼に使えます。既存の企業リストを渡し、重複を除きながら新しい候補を追加することもできます。
4つのベンチマークで比較
Exaの発表によると、Agent Ultraは「WANDR」「WideSearch」「DeepSearchQA」「Find-All Company」の4種類の評価で、GPT-6 Astra、Opus 5.5、Perplexity Agentなどと比較されました。
WANDRは、条件に合う対象を幅広く探し、各項目を根拠付きで正確に調べられるかを測る評価です。Agent Ultraは81.4%で、Opus 5.5の72.3%、GPT-6 Astraの26.3%を上回りました。Exaの評価では、1タスクあたりの費用もOpus 5.5より44%、GPT-6 Astraより20%低かったとしています。
WideSearchでは58.9%を記録し、比較対象のPerplexity Agent(56.0%)、GPT-6 Astra(54.7%)、Opus 5.5(51.6%)を上回りました。DeepSearchQAでは93.9%で、GPT-6 Astraの85.3%、Opus 5.5の77.6%を超えています。
企業をどれだけ見つけられるかを測るExa社内の「Find-All Company」では、1タスクあたり229件を発見したと発表しました。GPT-6 Astraは60件、Opus 5.5は49件、Perplexity Agentは48件でした。
これらはExaが公表した評価結果です。評価方法や利用ツールの違いがあるため、すべての実務で同じ差が出るとは限りません。Exaは、一部の比較値には他社が公表した結果を使い、公開値がない場合は自社で評価したと説明しています。
企業調査やリスト作成に向く
Agent Ultraの特徴は、単に質問への回答を生成するだけでなく、条件に合う候補を広く探し、情報を集めて整理できる点です。営業先の候補づくり、投資先の調査、法務やコンプライアンス確認、AI学習用のデータ収集など、調査対象を漏れなく洗い出したい作業に向いています。
一方で、調査が広く深くなるほど処理時間や費用がかかる場合があります。公式のベンチマークでも、タスクごとに費用を比較しています。
利用方法と料金
Agent Ultraは発表時点で利用可能です。開発者はExaのAPIドキュメントまたはAPI Playgroundから試せます。
Exaの料金ページでは、Agent APIは設定した実行強度に応じて、1回あたり0.012〜1ドルと案内されています。UltraはAgentの最上位の実行モードですが、公式料金ページにUltra専用の固定料金は示されていません。実際の費用は調査内容や使用量に応じて変わるため、実行前に設定と料金を確認する必要があります。

