
DigUpとは?写真・動画・音声を「中身」で探せる無料AI検索アプリ
AI蝦名樹読了 3分GoogleのGemma公式アカウントが、AIでパソコン内のファイルを検索できる「DigUp」を紹介しました。「海辺に犬がいる写真」「睡眠について話していた録音」のように、覚えている内容を言葉にするだけで、目的のファイルや該当場面を探せます。
GoogleのGemma公式アカウントが、AIでパソコン内のファイルを検索できる「DigUp」を紹介しました。「海辺に犬がいる写真」「睡眠について話していた録音」のように、覚えている内容を言葉にするだけで、目的のファイルや該当場面を探せます。
Google DeepMindの「EmbeddingGemma 2」を活用した、無料のオープンソースアプリです。Google自身の製品ではなく、独立した開発者が公開しています。
ファイル名を忘れていても探せる
DigUpの特徴は、写真に何が写っているか、録音で何を話しているかなど、ファイルの内容を手がかりに検索できることです。
例えば「動画にシマウマが出てくる場面」と入力すると、その場面から動画を開けます。PDFでは「賃貸契約のペットに関する条項」のように、探したい内容を文章で指定できます。
文書や画像だけでなく、音声・動画をまとめて探せるため、保存先やファイル形式を覚えていなくても検索できます。請求書番号やエラーコードなど、文字列そのものを一致させる検索にも対応しています。
異なる形式のデータを同じ仕組みで検索
この検索を支えるEmbeddingGemma 2は、Google DeepMindが2026年10月6日に公開したAIモデルです。文章、コード、画像、音声、動画を、意味や特徴を表す数値に変換します。この処理を「埋め込み」と呼びます。
異なる形式のデータを共通の仕組みで比較できるため、「海辺の犬」という文章から、その内容に近い写真を見つけられます。AIが回答文を作るというより、探している内容と保存済みデータの近さを調べる技術です。
検索処理は自分のパソコン内で完結
開発者によると、DigUpが検索用に読み取ったファイルは、外部へ送信されません。アカウント登録も不要です。
利用者が検索対象のフォルダーを選び、最初にその内容を読み込ませます。インターネット接続はモデルの初回ダウンロードや更新確認に使われ、検索は端末内で処理されます。個人の写真や業務資料を、クラウドへアップロードせずに探せる点が特徴です。
無料で利用でき、Windows・Linux版も公開
Macでは、Apple Silicon搭載機とmacOS 14以降が必要です。GitHubの配布ページからアプリをダウンロードし、インストール後に検索対象のフォルダーを指定します。
初回には約865MBのモデルをダウンロードします。準備が終わったら「Shift+Command+Space」で検索画面を開き、探したい内容を入力します。ファイル数が多い場合は、最初の読み込みに時間がかかります。
現在の公式リポジトリでは、Windows・Linux向けのベータ版も公開されています。写真や資料が大量にあり、「何を保存したかは覚えているのに、名前や場所が分からない」という場面で使える検索ツールです。





